南の星たちと共に

保育士をしています。

氷河期世代は今

私は氷河期世代です。学生時代に山一証券が自主廃業をし、北海道拓殖銀行日本長期信用銀行が破綻をしました。求人が非常に厳しく、とりあえずアルバイトへ逃れる者、止むを得ず超絶ブラック企業に就職してすぐに退職をする者など周りを含めて大変な思いをしてきました。そのまま「自己責任」の名の下に氷河期世代は捨てられてきて多くの人が正規の職につけていないと聞きます。
 私の時はエントリーカードは100社くらい出したと思います。今と違いオンラインではないので全部で手書きでした。会社に落ちつづけると、自己肯定感が低下し、良いことはないです。
 こうした状況下で1社とご縁があり、就職が出来たのですが、数年後には経営が破綻してしまいました。
私もできることならば大学を卒業した後に、年功序列のレールに乗り、終身雇用の会社で働いていたかったです。
 先日、企業の9割が氷河期世代非正規社員を採用する気はないという報道がありました。やはり年齢に相応しいキャリアを持った人を採用したいとのことでしょう。
 
 社会政策で氷河期世代を救うのは難しいのでしょうか。もちろん将来の生活保護費の増大も問題になるのだが、それだけではなく、生まれてきたからには、社会を恨むだけではなく、幸せになって欲しいと思うからです。